三次元頭部データの自動位置合わせ法

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概要

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近年、コンピュータ機器の発達やレンジセンサ等の発達により容易に三次元データが得られるようになって来た。これにともなって、レンジデータなどの三次元データを用いた個人識別の研究もなされている。さて、三次元データを用いて識別を行なう際には三次元データを基準とする方向に位置合わせした後、識別に用いる部分を切り出す必要がある。しかし、姿勢の判明していない人物頭部のような三次元データから、対象に関する知識と形状データを解析することによって自動的に基準姿勢を得ることは難しい。ここでは、三次元データと同時に表面色情報を測定し、得られた表面色情報から対象とする人物頭部の目、口唇といった造作の位置を抽出することが可能になり、これを基準点として用いることにより自動的に三次元頭部データの位置合わせを行なう方法について報告する。
社団法人情報処理学会の論文
1992-02-24

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