PCAによる顔画像の生成のための3次元顔データの対応表現
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概要
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顔の持つ様々なイメージを決定する特徴要因を心理実験によって探ろうとする研究では, 多様な顔画像のサンプルが必要である. これらを実画像で収集するには限界があり, 人為的に作成する必要がある. 本研究では, 3次元データを用いた主成分分析による画像生成を考える. 主成分分析による画像生成には, 各サンプルを表現する特徴データ間で, その幾何学的な意味が概ね対応が取れていることが必要である. そこで, 3次元形状の再サンプリングを行い, 近似的に対応のとれたデータ表現を可能にした. これを用いて主成分分析を行い, 線形結合の重み係数を任意に変えることにより, 多様な, より鮮明な顔画像を取得することができる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-10-17
著者
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