遺伝的アルゴリズムを用いた顔の感性的イメージの生成
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概要
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近年のマルチメディアの進展に伴い、顔画像生成技術に対する期待が高まっている。従来の顔画像生成システムは、顔の忠実な再現や表情生成を目的としているものがほとんどであり、感性的に表現された顔の生成を目的としているものは少ない。そこで、本研究では、感性的に表現される顔画像を遺伝的アルゴリズムを用いて生成するシステムを開発を行った。さらに画像生成実験を行い、顔の方向による、生成顔の違いについて検討した。その結果、45度斜め顔を提示した場合に、より満足度の高い画像が得られており、感性的に表現される顔画像の生成において、45度顔がより優位であることが分かった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-20
著者
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赤松 茂
ATR人間情報通信研究所
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尾田 政臣
立命館大学文学部心理学科
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磯野 勝宣
インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス(株)
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磯野 勝宣
ATR人間情報通信研究所
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尾田 政臣
立命館大学文学部
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尾田 政臣
立命館大学
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