顔の視覚的規則性に関する潜在学習
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概要
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人間の学習には、刺激や情報を生み出す環境の構造について暗黙的な知識を無意識的に獲得する潜在学習と呼ばれる学習モードがある。本研究の目的は、顔のような複雑な視覚パターンについても潜在学習が起こり得ることを示すことであった。本実験では、規則性の顕著性を抑制するために連言形の複合規則を採用し、偶発学習におけるノイズを高めるために変化に富んだ数多くの事例を提示した。被験者は、その後の規則性判断テストにおいて規則性の獲得を示す好成績を残したが、同時に、判断の根拠となっているはずの知識について意識化できないという典型的な潜在学習の現象を示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-21
著者
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