任意表情の顔の3次元構造の生成 : 3D及び画像サンプルにおける表情差分ベクトルの利用 (知能情報メディア論文特集)
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概要
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任意方向・任意表情の顔画像を生成する技術は,テレビ会議システムなど,様々なアプリケーションに応用できる.また,バーチャルリアリティなどでは,画像だけでなく,3次元モデルが必要とされる場合が多い.本論文では,表情に関する一般的な知識を用いて,任意の,より自然な表情の3次元構造の復元を行う.表情Aから表情Bへの表情変化は,表情Aと表情Bの対応する特徴点の座標の差分としてとらえることができる.ある人物の表情A画像と表情A3次元構造が与えられたときに,画像及び3次元構造に対する差分をそれぞれのデータベースより抽出し,それらを表情A画像と表情A3次元構造にそれぞれ加えることにより,表情B画像と表情B3次元構造を得る.更に,得られた画像と3次元構造とのカメラの投影関係を満足するように,表情Bの顔の3次元構造を推定する.復元実験の結果,自然な表情B3次元構造を得ることができた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-10-25
著者
-
赤松 茂
法政大学
-
磯野 勝宣
インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス(株)
-
磯野 勝宣
株式会社エイ・ティ・アール人間情報通信研究所
-
赤松 茂
株式会社エイ・ティ・アール人間情報通信研究所
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