三次元頭部データによる個人自動識別の検討
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概要
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本報告では、個人識別を行なう場合に起こる、顔の正面像の入力において不可癖な顔の向きの変動に対処するため頭部の全方位データを獲得し、頭部の位置決めを行ない、正面顔のレンジデータに変換した後、識別特徴を抽定し、この特徴のマッチングにより識別照合する三次元頭部データを用いた個人自動識別法について述べている。20名から用意した67の頭部形状データを対象とした識別実験では、4つ(正方形,円形,T字形,縦長矩形)の照合領域形状と3つ(Range,KL,FT-KL)の識別特徴を比較検討したところ正方形領域が識別に適していることと、正方形領域とKL特徴を識別に用いることにより、100%という高い識別能力が確認された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-04-23
著者
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末永 康仁
名古屋大学大学院情報科学研究科
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末永 康仁
名古屋大学
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末永 康仁
Ntt
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佐々木 努
Nttインテリジェントテクノロジ
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深町 映夫
NTTソフトウェア
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深町 映夫
エイティアール人間情報通信研究所
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