NeXT Computerを用いた音声合成実験環境
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概要
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近年ディジタル信号処理機能を持ったワーステーションが開発されるようになり、音声や音響信号処理を行うための環境が整いつつある。その中でも特にNeXT Computerはディジタル信号処理プロセッサ(DSP)を搭載し、また、NextStepと呼ばれるウインドウシステムを基礎とした優れたユーザーインタフェイスと、オブジェクト指向に基づく豊富なソフトウェア開発環境を備え、音声信号処理の研究開発に対して優れた環境を提供している。一方我々は以前からKlattのフォルマント合成器[1]を用いて音声合成の研究を行なっているが、その従来の環境では、今後求められるマルチメディアや知識処理を取り入れた、擾れた音声合成の研究開発に十分であるとは言えなかった。そこで我々はNeXT Computerの持つ環境を利用して、音声合成の研究開発が容易に行え、音声信号処理についてのより深い理解が得られるような環境の構築に取り組んでいる。その1つとして今回、klattの合成器をNeXT Computer上に移植し、パラメータの入力をグラフィカルに行なえるようなウインドウベースのユーザーインタフェイスを開発した。[figure]
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
-
斎藤 光男
(株)東芝セミコンダクター社
-
竹林 洋一
(株)東芝研究開発センター
-
友田 一郎
(株)東芝研究開発センター
-
今井 徹
(株)東芝
-
今井 徹
(株)東芝総合研究所情報システム研究所
-
斎藤 光男
東芝
-
山下 泰樹
(株)東芝総合研究所情報システム研究所
-
Sheahan Kris
(株)東芝総合研究所情報システム研究所
-
竹林 洋一
(株)東芝 研究開発センター 情報・通信システム研究所
-
斎藤 光男
株式会社東芝総合研究所
-
斎藤 光男
(株)東芝
-
友田 一郎
東芝・研究開発センター
-
斉藤 光男
(株)東芝
-
山下 泰樹
(株)東芝関西研究所
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