AIチップ(IP1704)の開発環境
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概要
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VLSIプロセサを開発する際には、アーキテクチャ設計、論理設計、レイアウト設計、タイミング検証、実チップ評価の段階がある。ASICの設計に比較するとアーキテクチャ設計に重点がおかれ、この段階において充分に仕様、性能の評価を行なう必要がある。近年ASICをターゲットとするVLSI・CADについては多くの優れたシステムが開発されているが、VLSIプロセサの開発を行なう場合にはアーキテクチャ設計に対して充分な機能を持っているとはいえない。VLSIプロセサ開発効率の向上の為には、(1)上記の各段階、特にアーキテクチャ設計の段階で充分なデバッグ、検証手段を有すること、(2)検証に使用されるテストプログラムが共有できること、(3)できる限りマンマシンインタフェースが統一化されていること、が重要である。我々はAIチップ(IP1704)の開発にあたり、上記の考え方に基ずきアーキテクチャ設計から実チップ評価に渡る各開発行程をサポートするツールの開発を行った。このツールを使用することにより、AIチップを効率的に開発することが可能であった。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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斎藤 光男
(株)東芝セミコンダクター社
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相川 健
(株)東芝
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今井 徹
(株)東芝
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今井 徹
(株)東芝総合研究所情報システム研究所
-
岡村 光善
(株)東芝総合研究所
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木南 英志
東芝ソフトウェアエンジニアリング(株)
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斎藤 光男
東芝
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相川 健
東芝
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斎藤 光男
株式会社東芝総合研究所
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斎藤 光男
(株)東芝
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岡村 光善
株式会社東芝総合研究所
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斉藤 光男
(株)東芝
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