AIチップ(IP1704)のアーキテクチャ
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概要
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近年,高速な実行速度が得られ,プログラミング環境のよいAIプロセッサが開発されている。また、汎用言語を高速に実行するRISCアーキテクチャが提案されている。リスプやプロローグ言語をサポートするRISCマシンも、いくつか伝えられている。我々はすでに、新しいアーキテクチャに基づくAIプロセッサ(IP704)を開発した。それはRISCアーキテクチャに修正と拡張を施し、WAM(Warren Abstract Machine)命令とリスプ命令をサポートしている。AIプロセッサチップ(IP1704)はIP704をLSI化する目標で開発された。チップ化にあたって、アーキテクチャは若干、修正された。ハードウェアデコードとマイクロプログラムデコードを併用し、デコードステージとレジスタリードステージをオーバーラップさせる方式と、ディレイドライティングによるディレイドキャッシュヒット方式を新たに開発した。本文では、IP1704のアーキテクチャおよび、その性能評価を述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
-
斎藤 光男
(株)東芝セミコンダクター社
-
相川 健
(株)東芝
-
岡村 光善
(株)東芝総合研究所
-
皆川 健二
(株)東芝
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的場 司
(株)東芝
-
石井 忠俊
(株)東芝
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斎藤 光男
東芝
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相川 健
東芝
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斎藤 光男
株式会社東芝総合研究所
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斎藤 光男
(株)東芝
-
岡村 光善
株式会社東芝総合研究所
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斉藤 光男
(株)東芝
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