抑制に関する教育の実態 : 基礎看護学領域および高齢者看護学領域における調査
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概要
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看護基礎教育における「抑制」に関する教育の実態を明らかにし,抑制に関する教育への示唆を得ることを目的とし,看護職養成機関(大学,短大,専門学校)の基礎看護学領域および高齢者看護学領域担当教員514人に対し自己記入式質問紙調査を実施した。その結果,241人(46.9%)より回答があり,基礎看護学または高齢者看護学で抑制に関して授業をしている者は114人(47.3%)であった。114人のうち,教育の目的は「対象の安全・安楽」が67人(58.8%)と最も多く,教育内容については「抑制の意義・適応」が80人(70.2%)と最も多かった。また教育時の留意点については「対象者の人権」59人(51.8%)が最も多かった。しかし養成機関や領域によって「抑制」教育の目的,内容,留意点等に差がみられた。以上の結果から,抑制教育に関する統一的な指針が明確に示されていないため,多くの教員が抑制についてどのように教育していくべきか模索しており,今後抑制教育に関する目的,内容,方法等を再構築する必要性が示唆された。
- 日本保健科学学会の論文
- 2003-06-25
著者
-
勝野 とわ子
首都大学東京健康福祉学部人間健康科学研究科
-
金 壽子
首都大学東京健康福祉学部
-
習田 明裕
首都大学東京人間健康科学研究科看護科学域
-
習田 明裕
東京都立保健科学大学保健科学部看護学科
-
習田 明裕
東京都立保健科学大学
-
志自岐 康子
首都大学東京人間健康科学研究科看護科学域
-
川村 佐和子
東京都立保健科学大学
-
城生 弘美
東京都立保健科学大学
-
志自岐 康子
東京都立保健科学大学
-
恵美須 文枝
東京都立保健科学大学
-
勝野 とわ子
東京都立保健科学大学・保健科学部看護学科
-
金 壽子
元・東京都立保健科学大学
-
志自岐 康子
東京都立保健科学大学 保健科学部 看護学科
-
志自岐 康子
都立保健科学大学
-
志自岐 康子
首都大学東京健康福祉学部
-
勝野 とわ子
東京都立保健科学大学
-
恵美須 文枝
愛知県立看護大学看護学部
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