患者用クリニカルパスの活用構造と看護支援に関する検討
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概要
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本研究の目的は,患者パスの活用構造を明らかにし看護支援方法を検討することである。平成15年1月から7月,全身麻酔で手術をうけた13人に半構成的面接法で実施した。面接内容は逐語録を作成し質的帰納的に分析した。結果,患者パス活用は『治療計画を理解するための資料として患者パスをうけとめる』『治療計画を生活計画に取り入れる』『療養生活を自己管理するツールとして活用する』『退院後の生活設計を自己管理するツールとして活用する』という順序性をもつ4段階があり,その進行には『病院の診療姿勢を好ましいものとして評価』『生活計画の基準を示すものとして評価』『療養の成果を実感し信頼おけるものとして評価』があり,さらに『有効性を確認し満足を高めるものとして評価』という総合評価があった。患者がパス活用のどの段階にいるのか確認し,具体的生活行動に役立つようにパス活用の定着を図ることが自己管理を支援することに通じていく。
- 日本保健科学学会の論文
- 2004-06-25
著者
-
勝野 とわ子
首都大学東京健康福祉学部人間健康科学研究科
-
川村 佐和子
東京都立保健科学大学
-
恵美須 文枝
東京都立保健科学大学
-
川村 佐和子
青森県立保健大学
-
勝野 とわ子
東京都立保健科学大学・保健科学部看護学科
-
杉尾 節子
東京都立荏原病院
-
山田 智子
東京都立保健科学大学大学院
-
勝野 とわ子
東京都立保健科学大学
-
恵美須 文枝
愛知県立看護大学看護学部
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