看護研究者育成カリキュラムに関する研究(1):修士課程試案
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概要
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我々は, 看護研究者を「看護学を専門領域として自立して研究活動を行う者」と定義付け, 看護研究者育成に必要なカリキュラムの検討を行った。検討内容は, (1)大学院教育と研究者の位置づけ, (2)大学院教育において修得されるべき研究能力, (3)21世紀の大学院の在り方について, (4)既設看護系大学院(修士課程・博士課程)のカリキュラム上の特徴の比較, である。その結果, 看護研究者育成は博士課程において行われるが, 修士・博士課程を通して一貫したカリキュラム構造であること, 看護学の特徴として対象者の総合的に捉えるための方法論や研究倫理を十分に盛り込むこと, 21世紀の大学院像を考慮すると研究方法に関わる科目は専門科目に融合せず, 独立しておくことが望ましいと考えられた。これらをもとに第一段階として修士課程のカリキュラム試案を作成した。
- 日本保健科学学会の論文
- 1999-09-25
著者
-
安田 美弥子
東京都立保健科学大学
-
水戸 優子
東京都立保健科学大学
-
猫田 泰敏
東京都立保健科学大学
-
川村 佐和子
東京都立保健科学大学
-
山村 礎
東京都立保健科学大学
-
猫田 泰敏
東京都立保健科学大学・看護学科
-
猫田 泰敏
東京女子医科大学看護専門学校
-
水戸 優子
東京都立保健科学大学・看護学科
-
松本 弘子
東京都立保健科学大学保健科学部看護学科
-
川村 佐和子
青森県立保健大学
-
安田 美弥子
順天堂大学 医療看護学部
-
山村 礎
東京都立保健科学大学保健科学部看護学科
-
尾崎 章子
国立精神・神経センター
-
尾崎 章子
東京都立保健科学大学看護学科
-
松本 弘子
東京都立保健科学大学
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