看護基礎教育における「ボディメカニクス」の効果的教材の開発(二) : 車椅子からベッド移乗動作の分析から

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概要

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本研究は看護基礎教育におけるボディメカニクスの効果的な教材の開発を目的として1996年度から取り組んでいる。1997年度は, 引き続いて未熟練者である看護学生と熟練者である看護婦の動作をビデオ画像, 重心移動, 主観調査から分析した。その結果, 腰部および膝の角度, 重心移動パターンに違いがみられ, 看護学生と看護婦のボディメカニクス上の特徴が確認された。また, 看護学生は患者の条件に応じた方法の選択や, 安全・安楽への考慮が十分にできておらず, アセスメント能力の不足が推測された。そこでこれらの内容を盛り込んだビデオ教材の開発を検討し, 作成するに至った。作成したビデオは, 車椅子移乗介助に焦点をあててアセスメントの視点, 介助方法が説明されている。そしてボディメカニクス上の特徴を, 未熟練者と熟練者の姿勢, 動作を対比することで示してある。今後作成したビデオ教材と既存の教材を比較し評価を行う予定である。
日本保健科学学会の論文
1999-06-25

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