イチョウ果皮に存在するフラボノイドとテルペノイドおよびその季節変動
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概要
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廃棄物であるイチョウ果皮を医薬品として有効利用するため, イチョウ果皮に含まれるフラボノイドとテルペノイドの定性・定量分析を行った。イチョウの葉に存在するケンフェロールやケルセチン, イソラムネチンのようなフラボノールは果皮では検出されなかったが, デルフィニジンやシアニジンのアントシアニジンが存在していた。また果皮には, 葉と同様にテルペノイドとしてギンコライドを少量含んでいた。果皮のアントシアニジン量は収穫時期に依存しなかったが, ギンコライドの組成は成熟中に変化した。
著者
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遠藤 泰志
東北大学大学院農学研究科
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毛利 哲
宮城県産業技術総合センター
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藤本 健四郎
東北大学大学院農学研究科
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藤本 健四郎
東北大学大学院 農学研究科
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林 順子
東北大学大学院農学研究科
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柴田 晴雄
(株) 東伸精工
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小野 利也
(株) 東伸精工
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