2素子モノポールアンテナ搭載端末のMIMO通信容量解析

元データ 2008-03-06 社団法人電子情報通信学会

概要

携帯電話端末に複数のMIMO用アンテナ素子を実装する場合,デザイン性,利便性の観点からアンテナ素子は小形で内蔵可能であることが求められる.しかし,各素子を近接配置した場合,相互結合により所望の通信容量が得られないことが懸念される.一方,一般的に端末に用いられる不平衡型アンテナでは,端末グランド上にも高周波電流が流れ,交差偏波成分が発生するため,基地局にも偏波の異なる複数のアンテナを用いることで,偏波ダイバーシチ効果による通信容量向上が期待できる.本報告では,2×2MIMO端末用アンテナの構成の違いによる通信容量への影響を把握するため,端末グランド板上に配置したλ/4モノポールと,λ/2ダイポールを比較し,到来波偏波の組み合わせを変えたときの水平面PAG,空間相関,固有値を解析することで,最大通信容量が得られる到来波偏波条件に関して考察を行った.その結果,2つの到来波が垂直偏波と水平偏波と異なるとき,端末の水平面PAGを最も高くできるとともに,低い空間相関と第二固有値の上昇により,19.3bps/Hzの高い通信容量が得られることをシミュレーションにより確認した.

著者

森下 久 防衛大学校産業技術総合研究所
佐藤 浩 防衛大学校情報工学科
森下 久 防衛大学校
金 〓浩 防衛大学校電気電子工学科
梶谷 篤史 防衛大学校電気電子工学科
金 鋪浩 防衛大学校 電気工学教室
佐藤 浩 防衛大学校
佐藤 浩 パナソニックモバイルコミュニケーションズ(株)
佐藤 浩 防衛大学校電気電子工学科

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