死亡率統計からみた体格・血圧・尿糖の関係
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概要
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保険診査においては,体格,血圧,尿糖は最も基本的な検査データである。今回,昭和51年-昭和60年までの10年間の当社の医師扱い契約に関し,丹治指数により体格を3群(痩せ,肥満,高度肥満)に分け,各群ごとに血圧,尿糖について男女別,年齢別に主として死亡指数を比較した。その結果,各年齢,男女を通じ血圧が高くなるほど死亡指数は高くなり,また尿糖陽性の程度が高くなる程死亡指数が増加することが判明した。しかし痩せの高血圧や尿糖陽性群の死亡指数は若年者に於いては,肥満のそれらの死亡指数よりも高く,査定上考慮すべき点と思われる。
- 日本保険医学会の論文
- 1989-12-15
著者
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