当社に於ける医学的要因の経年変化
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概要
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昭和51年から平成元年までの,年間100万件を越える診査扱いの保険加入中し込みについて,条件体および延期体の理由となった医学的要因の推移を年度毎に国民の有病率と比較した。国民有病率は各疾患群ともおおむね増加しているのに対して,要因保有率は14年間で約2分の1に減少しており,保険会社の査定は年々厳しくなっているという一部の世評とは異なる結果であった。『公平性の原則』にのっとった健全な死差益の確保を目指して,今後とも疾病構造の変化に対応した診査手段の研究開発や査定標準の改訂による一層の緩和努力が望まれる。
- 日本保険医学会の論文
- 1992-12-15
著者
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