診査時の血圧変動 : 複数回測定による実測値の変化について
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概要
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第一生命の全国9ヵ所のメディカルセンターにおいて同一診査時に2回以上の血圧測定を行った1000例について,測定値の変化を検討した。その結果,診査時の血圧は1回目より2回目以降の測定値の方が低かった。また,低下の傾向は条件体相当高血圧を示した高血圧値群や40歳以上の年長者群において著明であった。2回のみ測定した916例では高血圧値群の過半数が2回目測定値で無条件相当にまで下降した。3回以上測定した84例は高度高血圧例が多くを占めていたが,4回目までの測定で約3分の1が無条件相当となった。以上より、診査時の複数回の血圧測定は契約拡大の観点からみて意義あると考えられる。
- 日本保険医学会の論文
- 1992-12-15
著者
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