最近10年間の疾病入院給付率統計
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概要
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昭和51年度から60年度までの,最長10年間の保険期間をもつ標準体契約の疾病入院特約の給付率を検討した。給付日額が5千円を超える契約は,給付指数が高く,特に若年層において著しい。保険年度別には,保険年度が進むと給付指数が高くなり,男性の50歳以上では第6保険年度以後給付指数は100以上であった。主要疾患別給付率では,胃十二指腸潰瘍や肝臓疾患などの消化器疾患は,従来の報告と大差のない給付率を示した。悪性新生物・脳血管疾患・糖尿病などの成人病は,年齢・保険年度が増すにつれ給付率の上昇が顕著であった。これらの成人病は,疾病の特徴からして今後も給付率が増加すると考えられる。
- 日本保険医学会の論文
- 1989-12-15
著者
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