再診時の血圧・尿異常の出現率について
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概要
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血圧、尿所見で条件を提示しても、一回だけの診査ではなかなか顧客の承諾を得ることは困難である。そこで再度診査をして初回と再診の結果を総合的に判定して査定をしていた。再診の増加に対処するために、再診可能の範囲を「社医」だけでなく、「一部の嘱託医」にも拡大した。今回、再診可能な嘱託医を「特別指定医」(783名)にまで拡大し、さらに「特別選任医」「選任医」(4699名)であっても、初回の診査医と同一医の場合は再診可能とした。嘱託医が再診可能な範囲は(1)今回申し込み金額が5000万以下、(2)対象とする欠陥は、高血圧、尿糖、尿蛋白の単独欠陥のみ、とした。結論としては(1)再診時の標準下体率は社医が高いが、嘱託医との差は小さい。(2)嘱託医では、初回と再診の同一医の場合に最も標準下体率が高い。(3)高血圧欠陥が社医、嘱託医で明確な標準下体率の差があった。
- 日本保険医学会の論文
- 1991-12-15
著者
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