健康管理証明書扱いにおけるHb値の選択について
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概要
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報状改訂により採用されたHb値による選択上,必要となるデーターを得るため,健康管理証明書扱いで申込みしてきた被保険者を対象として検討をくわえた。Hb値の平均値・標準偏差は,臨床のデーターとよく一致するが,誤記入による影響もあって正規分布しておらず,カットオフ値の決定にはノンパラメトリック法が必要であることがわかった。健康管理証明書扱いの被保険者となる母集団に変化がないことから,報状改訂以前の条件休出現率と差がないはずである。これを利用しカットオフ値を決定した。男性被保険者では,問題があるが〜11g/dl,20g/dl〜,女性は,49歳以下〜8g/dl,17g/dl〜50歳以上〜9g/dl,16g/dl〜となった。今後の調査により,死亡率とHb値との関係を明らかにし,これによるカットオフ値の新たな決定と検証が望まれる。
- 日本保険医学会の論文
- 1993-12-15
著者
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