査定におけるサポーティングシステムの導入 : 欠陥コードによる機械判定
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概要
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かつて脚光を浴びた,いわゆる査定エキスパートシステムに代表される機械査定システムは現在,行き詰まりの状態である。この原因を再考し,現時点で実用可能な機械査定システムを考案した。即ち,査定対象を事務査定範囲内の比較的軽微な疾患に限定し,欠陥コードと入院回数,入院期間,手術回数,治療期間,経年などのパラメーターを画面に直接入力することによって機械的に査定評価が表示されるようにする。利点として事務査定基準を機械判定テーブルに載せるため,(1)各疾患毎に個別のより細かい基準を設定でき,(2)査定基準の変更も容易に行なえる。(3)事務査定者に対する教育が充実する。(4)件数的にも全報状の97%が処理できる。(5)自動的にデータが蓄積され,機械判定可能な領域が順次,拡大することが期待される。
- 日本保険医学会の論文
- 1995-12-15
著者
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