英語前置詞句係り先の用例主導あいまい性解消
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概要
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英語の前置詞句には,しばしば,複数の係り先候補が生じるが,通常,構文解析のみによって前置語句の係り先を一意に決定することは困難である.前置詞句は高い頻度で出現し,その係り先のあいまい性解消は英語の解析において非常に重要な問題である.例えば,機械翻訳において,前置詞句の係り先が正しく同定できなければ前置詞の訳語,更に訳文全体が不自然なものとなる.本論文では,(1)コーパスから用例(前置詞句とその係り先)を抽出し,(2)入力表現と用例との間の意味的距離をシソーラスに従って計算し,(3)最小距離の用例に基づいて,前置詞句の係り先のあいまい性を解消する手法(Example-Based Disambiguation,EBD)を提案する.本手法と従来手法との比較実験を通じて,本手法が前置詞句係り先決定の正確率において優れていることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-03-25
著者
-
飯田 仁
Atr音声翻訳通信研究所
-
隅田 英一郎
Atr音声翻訳通信研究所
-
飯田 仁
(株)ATR自動翻訳電話研究所((株)ATR音声翻訳通信研究所)
-
古瀬 蔵
ATR音声翻訳通信研究所
-
隅田 英一郎
(株)ATR音声翻訳通信研究所
-
古瀬 蔵
(株)ATR音声翻訳通信研究所
-
隅田 英一郎
情報通信研究機構mastarプロジェクト
-
飯田 仁
(株)ATR
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