変換部主導型の対話翻訳機構
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概要
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対話翻訳では、効率的な処理、入力の多様性に対応できる頑強さが要求される。すなわち、単純な文に対しては浅いレベルの知識のみを使って反射的に翻訳結果を返し、複雑な文に対しては徽文、意味、文脈などの知識を駆使して翻訳を行なうなど、入力文の性質に応じた柔軟な処理を実現することが望ましい。しかし、既存の機械翻訳システムの多くは、入力文の性質に関わらず処理の流れを固定していたり、想定するいろいろな処理に対応できるように解析処理を一定の順序で進めるなど、対話翻訳に有効な処理機を提供していない。筆者らは、対話翻訳の基礎技術として、変換処理を中心に入力文の性質に応じた柔軟な処理を行なう変換主導型翻訳(Transfer-Driven Machine Traslalion)と呼ぶ手法を提唱する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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