文字連鎖の統計的特徴を利用した音声認識誤り訂正手法

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概要

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音声翻訳システムの性能を向上する上で、音声認識結果に含まれる誤りを訂正する機能を実現することは重要である。本稿では、誤り訂正に関して文字連鎖の統計的特徴を用いた手法を提案し、その評価実験結果を報告する。提案する手法は二つの訂正処理から構成される。まず、音声認識結果は前段の訂正処理に入力され、その処理結果は後段の訂正処理の入力となる。後段では、前段で見逃された誤りの訂正処理を行なう。前段の訂正処理は、予め誤りを含む音声認識結果と対応する正解文から抽出した文字列対を利用する。後段の訂正処理は、コーパスから抽出した文字列集合から、誤りを含む文字列をキーとして類似検索された文字列を利用する。音声認識結果を用いた評価実験により、本提案手法が、音声認識の後処理として、音声翻訳システムの性能向上に有効であることを示す。
一般社団法人情報処理学会の論文
1998-05-28

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