新しい翻訳方式 : 協調融合翻訳方式とその多言語翻訳システムの開発
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概要
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言語表現において,テキストであれ,日常の発話であれ,基本的な語法と表現例とは共通で,状況にふさわしい書き方,言い方に形を変える。従来の翻訳手法の多くは規範的な文法規則でくくれる書き方,言い方だけを扱ってきたと言えるが,様々な表現形態に対処できる翻訳方式が望まれる。新しく提案した「協調融合翻訳方式」は,用例翻訳と依存構造解析とを協調的に駆動させて,句から節,さらに文へと段階的に翻訳処理を進める。それにより,長文の翻訳や,文法的に不完全な表現に対しても,了解可能な翻訳が可能となってきた。この方式の基本技術を概説すると共に,日本語と英韓独語の間の具体的な多言語翻訳システムの開発状況を説明する。
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