用例をもちいた依存関係単位の翻訳
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概要
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機械翻訳システムをより使いやすく実用的なものとするためにはシステムの大規模化が必要である。大規模なシステムを構築するためには拡張性や保守性のすぐれた翻訳手法が期待される。その1つの方法として用例(原文と対訳)をもちいた翻訳が考えられる。本論文では原文と対訳との部分対応データ(以下、用例データと呼ぶ)を使った文レベルの日英翻訳手法(部分変換-合成手法)について述べる。この手法によりデータ自身が多くの翻訳処理役割ををもつことにより、手続きは軽くなり、システムの拡張性や保守性が良くなる。また、データが後述する組合せの効果をもつため、より少ないデータで多くの文を処理できる見通しがもてる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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