航跡型MHTによる追尾維持性能のシミュレーション評価
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概要
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追尾目標の近傍に他の目標やクラッタが存在する高密度環境下での追尾に有効な相関処理方式として, JPDA(Joint Probabilistic Data Association), MHT(Multiple Hypothesis Tracking)が期待されている.特にMHTは高い評価を得ている方式である.航跡型MHTは, 従来のMHTの改良方式であり, この方式に対しては, JPDAと同一のアルゴリズムに帰着させるための準最適化法が報告されている.すなわち, JPDAは航跡型MHTにおいて, N=0のNスキャンリミットによる準最適化を行った際の一形態と捉えることができる.本稿では, 非クラッタ環境ながら複数の目標が近接飛行する場合を想定して, 航跡型MHTのモンテカルロシミュレーションを行い, JPDAや従来の相関方式であるNN(Nearest Neighbor)と追尾維持性能を比較する.特に, 準最適化法としてN=1, 3, 5のNスキャンリミットを適用した場合の性能とJPDAの性能との違いを検討する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-02-25
著者
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