ササ群落に関する研究(III) : 明るさとミヤコザサの現存量
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概要
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明るさの違いによってミヤコザサ群落の高さ, 本数密度, 現存量および葉面積がどのように変化するか, 3カ所の調査地で調べた。裸地に生育するミヤコザサの稈高, 本数密度, 現存量および葉面積は調査場所によって大きな違いがあり, 稈高は1.1〜1.4m, 本数密度は200〜500本/m^2,現存量は葉量が220〜450g/m^2,稈量が250〜800g/m^2,葉面積比が170〜220cm^2/gの範囲にあった。しかし, これらの値は林内にはいると変化し, 明るさに影響される。稈高, 本数密度, 現存量は暗いところに生育しているミヤコザサほど小さくなり, それぞれが裸地の半分の値になる相対照度は稈高と本数密度では5〜10%, 葉量と稈量では約20%であった。また, 葉面積比は暗いところのササほど大きくなり, 葉は薄くなる傾向がみられた。
- 日本森林学会の論文
- 1978-07-25
著者
-
只木 良也
信州大学理学部
-
只木 良也
林業試験場:(現)信州大学理学部
-
只木 良也
農林省林業試験場
-
河原 輝彦
農林省林業試験場
-
河原 輝彦
森林総合研究所関西支所:(現):森林総合研究所東北支所
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