画像の対話的および自動的認識のためのソフトウェアシステム-IMARS
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概要
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コンピュータによる画像の認識方法は,画像の種類や認識する対象物の種類に依存し,画像が異なればそれぞれに特殊な画像処理プログラムを書く必要があるそこで,画像サンプルを用いて対話的に効率よく画像を認識するプログラムを作成するシステムIMARSを開発した.IMARSの実行には,対話モードと自動モードがある・対話モードでは,ユーザは,画像サンプルを用いて,プログラムを試行錯誤で実行することができ,認識に成功した場合のプログラム番号とパラメータ値,および,対象物の属性の値を"モデル"と呼ばれるデータベースに記録することができる.モデルの内容は,同種のすべての画像に適合するように,できるだけ多くの画像サンプルを用いて,更新・改良される.そして,モデルがいったん完成すると,自動モードで,システムはモデルに従って自動的に同種の画像を処理し,必要な対象物を認識することができるようになる.モデルはそれぞれの種類の画像に対して作ることができ,システムはモデルを取り替えるだけで多種類の画像を認識できることになる.IMARSを用いた画像認識の例として,頭部CT像の診断に必要な脳の部位と異常部位の認識を紹介する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-02-15
著者
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