ポータブル画像処理ソフトウェア・パッケージSPIDERの開発
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概要
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画像処理アルゴリズムをプログラムとして収集・蓄積し, ポータブルなソフトウェアとして流通させるための仕様を検討し, ソフトウェア・パッケージSPIDERを開発した. 従来の画像処理ソフトウェアのほとんどは, ハードウェア・システムに依存したプログラミングや, 汎用性のない設計思想によって移植性を欠いている. この要因を分析し, 現時点でのアルゴリズム収集と高い移植性を実現するプログラム仕様を採用した. 画像処理プログラムはすべて入出力操作(ファイル・アクセス, 画像用周辺機器駆動等)に独立なFORTRANサブルーチンとする他, SPIDER仕様では画像処理概念の整理, コーディング上の制約, コメント文やマニュアルの記法も規定した. その結果, 代表的な画像処理アルゴリズムのサブルーチン・ライブラリとその管理プログラム群, 計442個のプログラムからなるパッケージを能率よく製作できた. このパッケージは, きわめて高いポータビリティを有し, すでに約120の研究グループで利用されている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1982-05-15
著者
-
田村 秀行
電子技術総合研究所
-
富田 文明
電子技術総合研究所
-
坂根 茂幸
中央大学理工学部
-
横矢 直和
電子技術総合研究所知能情報部
-
坂根 茂幸
電子技術総合研究所
-
金子 正秀
東京大学生産技術研究所:(現)kdd研究所
-
坂上 勝彦
東京大学生産技術研究所
-
田村 秀行
Mrシステム研
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