水稲における葯培養法と通常育種法による育成系統の農業形質の比較及び葯培養法による有望系統の育成
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概要
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水稲育種において葯培養によって育成された (以後葯培養法とする) 系統と通常の交雑育種法 (以後通常育種法とする) による育成系統の出穂期, 稈長, 穂長, 千粒重, 収量及び食味の6農業形質の比較を行った。収量は, 葯培養法による系統が低い傾向にあった。穂長も葯培養法による系統が小さい傾向にあった。食味及びその他の形質では両者間の差は小さかった。さらに, 各形質の標準偏差は通常育種法と葯培養法で差は小さかった。以上のことから, 葯培養法でより収量が高い系統を得るには, 再分化系統の数を増やして育種規模を大きくする必要のあることが示唆された。また, 葯培養法で有望系統ちくし26号を育成した。
- 日本作物学会の論文
- 1999-09-05
著者
-
浜地 勇次
福岡県農業総合試験場 農産部
-
今林 惣一郎
福岡県農総試
-
今林 惣一郎
福岡県農業総合試験場
-
大里 久美
福岡県農業総合試験場
-
浜地 勇次
福岡県農業総合試験場
-
今林 惣一郎
福岡県農業総合試
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