自然放置甘蔗の pH 低下(農芸化学科)
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概要
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1.甘蔗のpHは, 10日間放置したとき, 5.6から3.4に低下した。2.自然放置甘蔗, 冷凍処理甘蔗について, pHとその原因となると思われる有機酸との関係を調べた。3.ペーパークロマトグラムの実験結果から, 揮発性酸は, 酢酸として同定され, また, 不揮発性酸は, Rf値の小さいものから順に, シュウ酸, クエン酸, リンゴ酸及びコハク酸として同定された。4.上述の有機酸のうち, 酢酸とクエン酸は, 数日間自然放置した甘蔗にだけ検出され, 新鮮甘蔗及び冷凍処理甘蔗には検出されなかった。
- 琉球大学の論文
- 1977-12-01
著者
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