甘蔗赤腐病に関与する色素群の研究(第 1 報) : 赤変現象について(農芸化学科)
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概要
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1)甘蔗赤腐病の発現には適当な水分と少量の水分が必要であったが, 酸素の有無にはほとんど無関係であった。2)発病甘蔗から赤色の色素を分泌する絲状菌とそれ自体ピンク色を呈している細菌様菌それぞれ1種を分離した。3)欠糖バカスを蔗糖液で処理して赤変させた人為発現においては, 強力な蔗糖分解酵素を生産する微生物が生育するように思われた。4)赤腐病に関与している色素は, Physalopora菌だけでなく, その他いろいろの要因によって生じた色素の集合体であるように思われた。5)赤腐病進行中, 色素濃度の上昇, pHの低下にかかわらず, 糖分低下の現象はほとんどみられなかった。
- 琉球大学の論文
- 1971-12-01
著者
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