<原著>臨地実習での学生の困惑場面における指導上の視点と指導者の特性との関係 : 紙上場面を用いて

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概要

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本学は付属の実習施設を持たないため,実習施設との連携と学習を目的として,年に一度「臨地実習施設連絡会議」を開催している。平成11年度は人権の問題に焦点を当てた講演と,昨年に引き続き状況の異なる紙上場面を用いて学生が困惑しやすい場面での関わり方についてグループ討議を行った。困惑場面での学生への対応について対象者の属性との関係性を検討した結果,看護婦経験年数や指導経験の有無などによって学生への対応に相違点があることが明らかとなった。また,今回の分析で得られた6のカテゴリーの構造化により,指導者は患者・学生の個々に視点を向けるだけでなく,両者の関係を通して学生が実習し成長していけるよう,向上性をもって関わっていることが明らかになった。
新見公立短期大学の論文
2000-12-25

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