成人看護学における体験学習の効果 : 食事療法の理解への課題を分析して
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概要
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糖尿病患者の食事療法の理解をねらいとした体験学習の効果を明らかにすることを目的とし、課題レポートの学びを抽出し分析を行った。その結果、9つのカテゴリーに分類された。学生は自己の食生活を見直すことで、【食事療法の重要性】や継続の難しさから【家族や周りの協力】の必要性、【食事の工夫】では、個人の生活にあったアイディアを提供すること、そしてこの課題で学んだことを将来【指導に活かす】看護実践内容につなげていた。学生は初めて自分の食事内容を分析したことでほとんどの学生が栄養の偏りに気づくことができており、食事のとり方の悪さを改めて認識していることがわかった。また食事療法の理解では、学生が主体的に体験学習していくことで、身をもって継続した自己管理や教育の難しさ、患者の負担感も理解できていた。
- 新見公立短期大学の論文
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