援助技術論演習「総合演習」の効果と方向性 : 演習後の学びに関する記述の分析

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概要

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看護学教育は科学的知識と看護実践能力を備えた人材の育成が急務である。そこで,1年次からの援助技術の中でも患者の状況を判断し実践できる能力の育成を目的に平成17年度から,「総合演習」を取り入れた。演習終了後の学生に研究への協力を求め,演習後の学びについての自由記述を内容分析した結果,53名(回収率85.5%)の有効回答が得られた。援助項目を組み合わせることで,学生は具体的な安全・安楽に気を配りながら患者に合わせた援助が重要であり,技術に関しては練習の必要性を感じていた。指導上の課題として演習後の練習方法に工夫が必要であることが明らかとなった。また,学生は意見交換をすることで学びが深まり,「総合演習」は前期のまとめとなり,効果が高いことが明らかとなった。今後も「総合演習」の継続を希望するが多くの学生が体験できるような授業の工夫が必要である。
新見公立短期大学の論文
2005-12-25

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