看護技術のチェックリスト作成とその効果と課題 : 自己評価と他者評価を用いて
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概要
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看護学生が実習で経験できるレベルまで、学内で看護技術を習得できるような看護技術教育が希求の課題である。そこで今回、繰り返し練習できるように自己評価と他者評価ができるチェックリストを作成した。その結果、「排泄の援助」以外の技術項目でチェックリストを用いたおよびチェックリストが役立ったと回答した者は、日常生活援助技術の項目ができると回答しており、チェックリストを用いての練習は「できる」技術への習得につながっていることがわかった。他者評価は、客観的に評価できる指標になり、自己の技術を振り返ることで、不十分な点にも気づけ修正できることがうかがわれた。実習には一定の水準以上の「できる」技術になってから臨む必要があり、今後は基礎看護学実習だけではなく、領域実習前にチェックリストを活用できるように検討が必要である。
- 新見公立短期大学の論文
- 2005-12-25
著者
-
杉本 幸枝
新見公立短期大学看護学科
-
小野 晴子
川崎医科大学附属川崎病院
-
土井 英子
新見公立短大
-
土井 英子
看護学科 新見公立短期大学
-
杉本 幸枝
看護学科
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小野 晴子
看護学科
-
杉本 幸枝
新見公立大学 看護学部
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