<研究ノート>鳥取県西部地震による新見市千屋地区被災高齢者への支援活動の報告 : その1 被害状況とボランティアとして短大の果した役割

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概要

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2000年10月6日午後1時30分ごろ発生した鳥取県西部地震は,鳥取県西部を震源として震度6強の強い地震であった。鳥取県と隣接する新見市千屋地区では,その影響を受け,強い揺れと共に,家屋の半壊や崖崩れ,道路の損壊など多くの被害を受けた。高齢化のすすんだ新見市の中でも,千屋地区は特に高齢化率の高い地域であり,独居高齢者や高齢者世帯が全世帯数の3割を占める地域である。今回の地震では地区全体が被災者となっており,地区住民のみでの復興には困難な状況にあった。震災直後から新見市内外のボランティア組織が地域に入って活動を行なった。一方,本学では,地震後1ヶ月目から高齢者世帯を訪問するという活動を有志の学生と教員で開始し,その後全学的なサポートを得て,第2期・第3期とボランティア活動として継続している。鳥取県西部地震による被害状況とボランティア活動の実際をまとめ,ボランティアとして短大が果した役割を明らかにしたい。
2001-12-25

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