<研究ノート>援助技術論演習ワークブックの活用度と教育上の課題 : 演習後にアンケート調査を実施して
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概要
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「リネン交換」「移送の援助」の2項目について,学生のワークブックの活用を通して主体的な取り組みの程度,項目の留意点の認識を明らかにし,今後の教育上の課題を検討するためにアンケート調査を行った。1.演習の目的・目標などを読んで演習に臨んだ学生は6割以上おり,ワークブックは活用されている。ワークブックを使って事前学習をすることで動機づけになっている。主体的な学習姿勢は育成されつつあるが,より深く追求する姿勢までには至っていないといえる。学生がグループワークや意見交換を行うことで,主体的な取り組みが可能となり,学習効果が高まると考える。2.留意点からみた教育上の課題は,「リネン交換」ではテクニックに意識が向いており,学生は対象への声かけが欠けている傾向にある。'もの'ではなく'人'としての対象への援助として,声かけが重要であることを指導していく必要がある。また,学生は両項目とも安全・安楽に対する認識を持っているので,認識のレベルから援助を実践できるレベルに高めるような指導が大切である。
- 新見公立短期大学の論文
- 1999-12-25
著者
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