固相抽出及びHPLCを用いた高タンパク食品中の21種タール色素の分析法
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概要
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魚肉, 獣肉加工品などの高タンパク食品中の21種のタール色素分析時の前処理法について検討した. 食品からの抽出溶媒は4mol/L尿素及び28%アンモニア-メタノール-4mol/L尿素 (7 : 80 : 20) 混液を用いた. クリーンアップはSep-Pak Vac C18カートリッジを使用し, イオンペア法で行い, 溶出溶媒は0.025mol/L酢酸アンモニウム溶液 (0.01mol/L臭化テトラブチルアンモニウム (TBA) 含有)-アセトニトリル (1 : 1) 2mLと同溶液-イソプロパノール (1 : 1) 2mLを用い, 0.1mol/L TBAで5mLとした. 同定・定量は2種の移動相のフォトダイオードアレー検出器付きアイソクラティックHPLCで行った. かまぼこ, ハム及びたらこへの添加回収実験 (各色素10μg/g) の結果はグリーンS, エリスロシン, ローズベンガルを除いてそれぞれ91.0, 85.5及び85.4%以上であった.
- 社団法人 日本食品衛生学会の論文
- 2000-06-25
著者
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西島 基弘
Tokyo Metropolitan Research Laboratory of Public Health
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西島 基弘
東京都立衛生研究所
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上村 尚
東京都立衛生研究所
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大西 和夫
東京都立衛生研究所
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長嶋 真知子
東京都立衛生研究所
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大西 和夫
東京都衛研 多摩支所
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石川 ふさ子
東京都立衛生研究所
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重岡 捨身
東京都立衛生研究所
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高橋 美佐子
東京都立衛生研究所
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上村 尚
東京都健康安全研究センター環境保健部
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上村 尚
東京都健康安全研究センター 医薬品部医薬品研究科
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高橋 美佐子
東京都福祉保健局健康安全研究センター医薬品部医薬品研究科
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