種間交雑による新観賞用ネギ類の創出に関する研究 I. 市販観賞用ネギ類の鹿児島の気候に対する適応性評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本における観賞用ネギ類の栽培は中部以北の比較的寒冷地に限られている. 著者らは, 暖地におけるそれらの育種を行うため, 1990年10月から1991年5月にかけて, 観賞用ネギ類10種 (<I>A. aflatunense</I> Purple Sensation, <I>A. albopilosum, A. cowanii, A. elatum, A. giganteum, A. moly, A. neapolitanum, A. oreophilum var. ostrowskianum, A. roseum</I> および <I>A. stipitatum</I>) を栽培し, 鹿児島の気候に対する適応性を調査した.<BR>供試した中で, <I>A. cowanii, A. neapolitanum</I>および、<I>A. roseum</I>は秋出葉型であり, 残りは春出葉型であった. <I>A. elatum, A. oreophilum var. ostrowskianum</I>および<I>A. stipitatum</I>は開花に至らなかった. また開花したものについても, 自家あるいは種間交配で正常な種子を得ることはできなかった.<BR><I>A. cowanii, A. giganteum, A. neapolitanum</I>および、<I>A. roseum</I>を除いて, 一般に顕著な生育障害が認められ, 掘上げ時の球根は植え付け時よりも小さくなった.また<I>A. albopilosum</I>および<I>A. giganteum</I>では, 大きい球根あるいは大きいクローブほど遅く出葉し, 開花も遅くなった. しかし, 球根数, 全球根重, 平均球根重については, たね球の大きさの影響は認められず,いずれのたね球よりもわずかではあるが増大した.
- 園芸学会の論文
著者
関連論文
- 形態形質の多変量解析による霧島山系野生ツツジ集団の評価(育種・遺伝資源)
- 九重, 阿蘇山系およびその周辺地域におけるミヤマキリシマ (Rhododendron kiusianum Makino) の花器と花色素構成の変異
- 葉緑体DNAのPCR-RFLP分析によるツツジ園芸品種の起源解明
- ツツジ属の類縁関係と園芸ツツジの起源解明に関する研究 : (第7報)形態形質の多変量解析とDNA分析による霧島山系野生ツツジ集団の評価
- '無臭ニンニク'は Allium ampeloprasum に属する植物である
- '無臭ニンニク'は Allium ampeloprasum に属する植物である
- '無臭ニンニク'は Allium ampeloprasum に属する植物である
- '無臭ニンニク'は Allium ampeloprasum に属する植物である
- パプアニューギニアにおける野生ランの分布と生態に関する調査研究(農学科)
- トサカケイトウのベタレイン系色素生成に関する研究 : I.光の影響について
- 青色系デルフィニウムの新規花色素を含む交配種の作出
- 雲南熟プーアル茶の発酵過程におけるポリフェノールおよびカフェインの変化
- ツツジ属の類縁関係と園芸ツツジの起源解明に関する研究 : (第6報)九州各地の野生ツツジ集団および園芸品種のPCR-RFLP分析
- 青色系デルフィニウムの花色素と花色との数理的モデル解析
- 青色系デルフィニウムの花色に関する研究
- デルフィニウムの青色系花色に関する研究
- 肥料の違いが茶ポリフェノール類の含量に与える影響
- 果実への暗黒処理がナスの果色と果皮のアントシアニン組成に及ぼす影響
- 未熟胚由来の胚様体培養による不稔の変化アサガオの試験管内増殖
- Delphiniumにおける懸濁培養細胞からの植物体再生
- メロン種子水中発芽能力の系統間比較
- トルコギキョウの花色の多様化にはフラボノイド3',5'-水酸化酵素遺伝子へのレトロトランスポゾンの挿入が関係していた
- 日長がデンドロビウム (Dendrobium Ekapol cv. Panda) の Crassulacean Acid Metabolism 型光合成に及ぼす影響
- アサガオ (Ipomoea nil) 懸濁培養カルスを利用した効率的な形質転換
- 62 RAPD分析によるアリウム属の多様性解析
- ツツジ属の類縁関係と園芸ツツジの起源解明に関する研究 : (第4報)九州霧島山系の標高別野生ツツジ集団の形態変異とDNAマーカーの検索
- 促成栽培がボタンの花色と花弁の色素組成に及ぼす影響
- チャ(Camellia sinensis (L.) O. KUNTZE)幼葉発達モデルの開発(第2報) : 整枝,摘採時期を起点とする気温と日長からの側芽幼葉発達の推定
- チャ(Camellia sinensis (L.) O. KUNTZE)幼葉発達モデルの開発(第1報) : 整枝,摘採時期を起点とする側芽長,開葉数の推移と幼葉数との関係
- 奇形花ニンニクに見いだされたマイコプラズマ様粒子
- (10) ニンニクで見いだされたマイコプラズマ様微生物 (昭和63年度地域部会講演要旨(九州部会講演要旨))
- [18]Brassico-Raphanus複二倍性雑種の染色体分析 : 日本育種学会第14回講演会講演要旨
- トサカケイトウのベタレイン系色素生成に関する研究 : II.花序の色素生成に及ぼす光および2,3の生長調節物質の影響について
- 新花色育種法の開発研究
- 未熟胚由来の胚様体培養による不稔の変化アサガオの試験管内増殖
- 秋咲き性ツツジの育種と花弁アントシアニジン色素の遺伝
- トルコギキョウ花弁中のフラボノイド水酸化の複対立遺伝
- キンカチャ×ヤブツバキ種間雑種の花色
- 組織培養による変化アサガオの増殖
- トルコギキョウ花弁のフラボノイド水酸化の複対立遺伝と花色(3)
- 二色系デルフィニウム'Bicolor'の効率的な作出方法
- トルコギキョウの色素遺伝と花色育種(2)
- ニンニクの花粉稔性と関連するRAPDマー力一について
- 抑制ボタンの冷蔵処理方法と品種が開花に及ぼす影響
- 中国ボタンの花芽分化と促成能力
- 予備冷蔵の有無と冷蔵開始時期並びに頂芽除去が黄色系ボタンの促成開花に及ぼす影響
- 黄ボタン'ハイヌーン'の花芽分化と促成能力
- アサガオにおける懸濁培養からの植物体再生
- 雲仙山系のミヤマキリシマ(Rhododendron Kiusianum Makino)とヤマツツジ(R. kaempferi Planch.)における花器の形態と花色素の変異
- 霧島山系のヤマツツジ,ミヤマキリシマおよび両者の雑種個体群の形態と色素分布の変異について(英文)
- 九州南部のヤマツツジ,ミヤマキリシマおよびマルバサツキの形態と色素分布の変異について〔英文〕
- メロンの雄性および雌性配偶子における組換え頻度について
- 天山山脈周辺地域で収集したニンニク(Allium sativum L.)の稔性について
- ツツジ属の類縁関係と園芸ツツジの起源解明に関する研究 : (第5報)九州霧島山系野生ツツジ集団の葉緑体DNAのPCR-RFLP分析
- トルコギキョウのアントシアニジン色素と花色遺伝
- 大根島(島根県)で育種・選抜されたボタンの花色と色素組成について
- 南九州産サタツツジの形態と花色素分布
- 本邦及び台湾省産野生型カメリア節ツバキのアントシアン色素分布の様相〔英文〕
- ユキツバキに見出されたシアニジン3-ガラクトシドの同定と本邦産園芸品種における分布について〔英文〕
- トルコギキョウの開花に伴う花色と花弁色素構成の変化
- トルコギキョウの開花に伴う花色と花弁色素構成の変化
- 系統保存ニンニク株に含まれる2種のウイルスのELISAによる検出
- 2,3の中国産野生型カメリア節ツバキの色素分布の様相と系統発生について〔英文〕
- スイートピーの花色に関する研究 : (第2報)種々の品種群のアントシアンおよびフラボノール色素構成について
- ツバキ属植物の花色素に関する研究 : I.長崎県平戸市周辺におけるヤブツバキ, サザンカおよびハルサザンカのアントシアン色素について
- バラの花色に関する研究 : 特に遺伝生化学的分析とその育種に対する応用について V
- テッポウユリりん茎の生育反応に関する研究 (第10報) : 親りん片と新しい植物体の乾物率の変化について
- テッポウユリりん茎の生育反応に関する研究 (第8報) : 親球への低温処理が芯球及び仔球の出葉に及ぼす影響
- テッポウユリりん茎の生育反応に関する研究 (第9報) : 着生部位によるりん片乾物率の相違とその貯蔵中の変化
- テッポウユリりん茎の生育反応に関する研究 : VI. 仔球の出葉に及ぼす scaling 期間および chilling 期間の影響
- テッポウユリ仔球の出葉に関する研究 : 1. 出葉の早晩, 親りん片の生死に及ぼす2, 3の要因について
- テッポウユリりん片の着生部位がりん片繁殖球根の生産に及ぼす影響
- 胚珠培養によるツバキ属種間雑種(キンカチャ×ヤブツバキ)の作出
- 懸濁培養によるアサガオ (Ipomoea nil) の効率的な植物体再生
- 霧島山系のヤマツツジ, ミヤマキリシマおよび両者の雑種個体群の形態と色素分布の変異について
- 九州南部のヤマツツジ, ミヤマキリシマおよびマルバサツキの形態と色素分布の変異について
- 本邦及び台湾省産野生型カメリア節ツバキのアントシアン色素分布の様相
- ユキツバキに見出されたシアニジン3-ガラクトシドの同定と本邦産園芸品種における分布について
- Allium 春咲種の促成栽培における低温貯蔵と植え付け期の影響
- ソ連で収集したニンニクの稔性について
- 葉からのDNA粗抽出物によるRAPDに基づくネギ属種間雑種の確認
- [78]Stockにおける花色の分析について : 日本育種学会第14回講演会講演要旨
- ワケギ (Allium wakegi Araki) の種内分化に関する研究
- 2,3の中国産野生型カメリア節ツバキの色素分布の様相と系統発生について
- 鹿児島県下で見出されたLycoris新種の成立について
- 種間交雑による新観賞用ネギ類の創出に関する研究2.耐暑性観賞用ネギ属の開発に対するラッキョウ×ヤマラッキョウ雑種とニラテンダーポールの利用
- 種間交雑による新観賞用ネギ類の創出に関する研究 I. 市販観賞用ネギ類の鹿児島の気候に対する適応性評価
- ネギ類研究集会とソ連領中央アジアでのネギ類収集行
- 葉からのDNA粗抽出物によるRAPDに基づくネギ属種間雑種の確認
- ニンニク, ネギ, アサツキの花序の分化発達過程と花序型
- 野生型カメリア節ツバキのアントシアニン色素による表現型分類
- テッポヴュリの親りん片ならびに新しい植物体の生育反応に及ぼすりん片植え付けの深さ及び施肥の影響
- テッポウユリ仔球の出葉に関する研究 : (第3報)切断によるりん片の細分が仔球の出葉の早晩と出葉形態に及ぼす影響について
- 懸濁培養によるデルフィニウムの効率的な植物体再生