トルコギキョウ花弁中のフラボノイド水酸化の複対立遺伝
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概要
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トルコギキョウ花弁の,3種の主要アントシアニジン色素のペラルゴニジン(Pg),シアニジン(Cy),デルフィニジン(Dp)の遺伝について,自殖や正逆交雑を行い調査した.後代の色素表現型の分離から,PgとDp色素は共存せず,両者はそれぞれ単独型として認められるか,または,Cy色素を伴う共存型で遺伝することが確認された.782個体の後代実生の分離より,複対立遺伝子がB環の水酸化を制御すると考えられ,少なくともH^T, H^F, H^D, H^O)の4つの複対立遺伝子が存在し,それぞれ3'位の水酸化,5'位の水酸化,3',5'位の水酸化,および3'位と3', 5'位の水酸化を制御することを提案した.
- 園芸学会の論文
- 2004-05-15
著者
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