Mitomycin C Microcapsules の肝動脈内注入による肝細胞癌の治療
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概要
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9例の門脈腫瘍塞栓例を含む切除不能肝細胞癌20例に対し Mitomycin C Microcapsules (MMCmc) 20mgを肝動脈内に注入し, その抗腫瘍効果について検討した. 血管造影及びCTで腫瘍縮小の判定可能な16例中, 6例 (38%), 3例 (19%) にそれぞれ50%以上, 25-50%の腫瘍縮小効果を認めた. 又, 血清 α-Fetoprotein (AFP) 値が, 治療前に300ng/ml以上の13例で検討すると, 10例 (77%) にAFP値の明らかな減少を認めた. 全症例での3カ月及び6カ月生存率は, 75%及び63%で, 初回に高度の門脈内腫瘍塞栓を認めない13例では, 6カ月生存率は83%と良好であつた. 副作用としては, 一過性の食欲不振, 軽度の肝機能悪化と骨髄抑制作用を認めたが重篤な副作用は一例も認めなかつた.
著者
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奥田 邦雄
千葉大学第1内科
-
隆 元英
国立習志野
-
隆 元英
国立習志野病院
-
大西 久仁彦
千葉大学第1内科
-
後藤 信昭
国立千葉病院内科
-
斉藤 正之
千葉大学第1内科
-
中山 隆雅
千葉大学第1内科
-
三島 昭彦
千葉大学第1内科
-
岩間 章介
千葉大学第1内科
-
河野 邦彦
千葉大学第1内科
-
中嶋 征男
千葉大学第1内科
-
野村 文夫
千葉大学第1内科
-
土屋 聖二
千葉大学第1内科
-
大槻 俊夫
千葉大学第1内科
-
波多 野等
千葉大学第1内科
-
桧山 義明
千葉大学第1内科
-
後藤 信昭
国立千葉病院
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