原発性胆汁性肝硬変-症候性・無症候性例についての比較検討
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概要
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過去18年間に経過観察し得た原発性胆汁性肝硬変症30例について,症候性群・無症候性群に分け,その初発症状,臨床経過,初診時の検査成績およびその推移,転帰について比較検討した.無症候性PBCと症候性PBCでは臨床経過・予後において明確な差があると考えられ,無症候性PBCに比較し,症候性PBCでは,経過期間も短く,るい積5年生存率も低い.また無症候性PBCにおいては,症候性PBCに転ずる群と,組織学的,生化学的,血清学的にはPBCを呈するものの,全く症状の発現がなく,検査値の異常を持ちながらも,健常人と変わらなく経過する群が存在することが推察され,無症候性PBCが全て症候性PBCの前駆状態であるとは考えがたい.
著者
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奥田 邦雄
千葉大学第1内科
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今関 文夫
千葉大学第1内科
-
横須賀 収
千葉大学第1内科
-
五十嵐 正彦
国立習志野
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伊藤 よしみ
千葉大学医学部第1内科学教室
-
伊藤 よしみ
千葉大学第1内科
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小俣 政男
千葉大学第1内科
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内海 勝夫
千葉大学第1内科
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森 順子
千葉大学第1内科
-
本村 八重子
社会保険船橋中央病院
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