原発性肝癌に関する研究(V報) : 選択的腹腔動脈造影による肝細胞癌の肉眼形態の診断
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概要
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診断の確案な肝細胞癌141例の腹腔(肝)動脈造影フィルムについて検討した.内64例では剖検又は手術によってフィルムと肉眼所見の対比を行った.その結果,血管造影により癌の肉眼型がかなりよく診断できる事がわかった.即ち単塊状型,被包型の診断は容易で,後者の被膜はlucentなrimとして認められる.大きい肝内動脈枝の偏位の無い例では型診断は必ずしも容易ではないが,びまん型,寡結節変性は他の所見な参考にするとかなりの例で型診断が可能であつた.あわせて肝細胞癌によくみられる所見,ことに特有な動・門脈shuntおよび腫瘍栓塞を反映する造影所見についても述べた.
- 社団法人 日本肝臓学会の論文
著者
-
奥田 邦雄
千葉大学第1内科
-
坂本 和義
久留米大学第1外科
-
山崎 武
千葉大学第1外科
-
中島 敏郎
久留米大学第1病理
-
中島 敏郎
久留米大学
-
久保 保彦
久留米大学第二内科
-
中嶋 征男
千葉大学第一内科
-
下川 泰
久留米大学 第二内科
-
桑原 靖道
久留米大学第2内科
-
長崎 嘉和
久留米大学第2内科
-
陣内 重信
久留米大学第2内科
-
森山 幹雄
久留米大学第2内科
-
坂本 和義
久留米大学 第1病理
-
久保 保彦
久留米大学 第2内科
-
長崎 嘉和
久留米大学医学部第2内科学教室
-
陣内 重信
久留米大学 第2内科
-
中嶋 征男
千葉大学第1内科
-
山崎 武
千葉大学医学部第1外科
-
桑原 靖道
久留米大学医学部第2内科
-
長崎 嘉和
久留米大学医学部第2内科
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