ベッドサイドの患者教育場面における患者・看護師間相互行為パターンの解明 : 教育目標達成に導く患者教育の実現に向けて

概要

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本研究の目的は、ベッドサイドの患者教育において目標を達成できた場面の患者・看護師間相互行為の要素とパターンを解明し、考察を通して患者教育の目標を達成できる看護職者育成に向け提言することである。第1に、看護概念創出法を適用し、ベッドサイドの患者教育場面において目標を達成できた患者行動を表す15概念を創出した。第2に、患者教育の目標を達成できた場面を、第1段階の成果と先行研究の成果である患者教育の目標を達成できた場面の看護師行動を表す8概念を用いて分析し、6機能をもつ39要素を明らかにした。また、各相互行為場面を構成する要素に着目し、次に示す相互行為5パターンを明らかにした。それは、【直進型】【目標達成実現不可未然防止による軌道修正型】【目標達成過程と目標達成阻害要因克服過程の並進型】【目標達成過程からの離脱復帰型】【目標達成順位再編による漸進型】である。考察の結果は、ベッドサイドの患者教育には、様々な知識・技術とともに経験の累積が必要であることを示唆した。患者教育の目標を達成できる看護職者育成に向け、看護基礎教育は、基本型となる直進型の、看護継続教育は、他4パターンの修得に向けた支援が必要である。
2013-03-31

ベッドサイドの患者教育場面における患者・看護師間相互行為パターンの解明 : 教育目標達成に導く患者教育の実現に向けて

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