看護職者の職業経験の質に関する研究 : 測定用具「看護職者職業経験の質評価尺度」の開発
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概要
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本研究の目的は、病院に就業する看護職者の職業経験の質に対する自己評価に活用可能であり、信頼性・妥当性を確保した尺度を開発することである。尺度の開発は、(1)6つの職業経験説明概念を基盤とした質問項目の作成と尺度化、(2)質問項目の内容的妥当性の検討と修正、(3)予備調査結果に基づく質問項目の選定、(4)本調査実施による信頼性・妥当性検討の4段階の手続きを経た。本調査に用いた測定用具は、予備調査における項目選定を経て構成した6下位尺度30項目からなる尺度であり、対象は無作為に抽出した全国の病院に就業する看護職者1060名であった。調査票回収数は703(回収率66.3%)であり、分析には有効回答618を用いた。結果は、α信頼性係数が0.945、テスト・再テスト法による総得点の相関係数が0.811(p=0.000)であり、尺度が高い信頼性を確保していることを示した。また、因子分析の結果は、尺度が構成概念妥当性を概ね確保していることを示した。
- 日本看護教育学学会の論文
- 2004-03-31
著者
-
亀岡 智美
国立看護大学校
-
舟島 なをみ
千葉大学
-
鈴木 美和
天使大学
-
定廣 和香子
群馬県立医療短期大学大学設置グループ
-
鈴木 美和
千葉大学
-
亀岡 智美
千葉大学
-
鈴木 美和
千葉大学大学院看護学研究科博士後期課程
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