研究継続を通した看護職者の発達とそれを支える要因
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概要
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看護学研究は、看護職者の疑問に答え、問題を解決し、看護実践の質向上を図ることを第一義的な目的とする。また、これに加え、看護職者自身の成長・発達にも貢献する。本稿においては、筆者自身の看護職者としての歩みと研究継続の過程を一例として提示し、研究継続が看護職者の成長・発達に及ぼす影響を検討した。さらに、看護職者が研究を継続し、発展的に歩み続けるための要件を検討した。検討の結果は、看護学研究の継続が、看護職者にとって、看護や看護学教育、研究に関する理解を深め、能力を修得する機会となることに加え、自己理解やそれを通した発達を促すことを示唆した。また、看護職者の研究継続と発達にとって、ロールモデルとする看護職者の存在が重要であることを示唆した。
- 2004-03-31
著者
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