河南省・吉林省・福岡市における小学生の食生活・健康調査

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概要

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小学生の食生活や生活習慣と健康状況との関係について明らかにすることを目的に,中国河南省鄭州市311名,吉林省安図県383名,福岡市313名の小学4年生を対象に,生活習慣及び健康状況の調査を行った。1)朝食欠食者は,中国3割,福岡市1割となっており,中国の方が多かった。好き嫌いが多い者は,河南省10%,吉林省17%,福岡市40%で,福岡市が最も多かった。2)生活時間は福岡市に不規則な者が多く,平均睡眠時間も最も短かった。全地域とも約半数の児童が便秘傾向にあることが分かった。3)「あくびがでる」「横になって休みたい」「学校に行くのが嫌」「むかつく」等の自覚症状が週数回以上ある者は,福岡市が中国の約2倍であった。4)全地域に共通して,朝食欠食群,夕食楽しくない群,便秘群では,全自覚症状の出現率が高く,不規則な生活習慣,偏った食生活は,心身に好ましくない影響を与えていることが分かった。
2006-03-03

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